踏み出さない理由はない
文章を書く、プログラムを書く、社内情報を探す、この3つの作業だけをピックアップしてみても、そこに貴社の社員が費やしている年間総時間はどれほどだろうか? その総時間が直近で10%、遠くない未来で仮に50%削減できる可能性があるとしたら、貴社はどう生まれ変われるだろうか? 貴社のビジョンの実現のために、よりクリエイティブに力強く、ビジネスを推進できるのではないか? 逆に他社とそこで差をつけられた場合、それは致命的な足枷にはならないか? 生成AIの爆発的な発展により、私たちは大きな岐路に立たされているが、成功事例は既にあり、活用に踏み出さない理由はない。
また現時点での生成AIは発展途上であり、人間には及ばない、かゆいところに手が届かない領域も多いのだが、人間の代わりとして活用できる領域が、確かにある。 これまで人手が確保できないが故に実現できなかったサービスレベルや新規サービスはなかっただろうか? 当たり前ではあるが、生成AIは機械であり、疲れないし、人間では扱えない大量な処理が可能である。まだまだ領域は絞られてはいるが、生成AIを活用する事で使える人的リソース縛られず、サービスや新規ビジネスを検討・再設計できる領域が、確かにある。貴社ビジョンに近づく手段が増えたのであり、検討に踏み出さない理由はない。
生成AIが生成できるものは、文章やプログラムのみに限らず、画像、動画、音声、音楽、デザイン等多岐にわたります。急激に変化している世の中の波にのりつつ、想像力を働かせ自ら新しい波を起こしていける企業が、次代のリーダーになると信じます。弊社、アポロ株式会社は、確かな技術力とコンサル力で、その名の通り、前人未踏の実現を全力でご支援させていただきます。
①魅力的な将来像を描く
生成AIの活用検討に踏み出すにあたり、「まずは自由に使える環境を整備しよう」というスタートはお勧めしない。生成AIは革命的ではあるが、現状は万能ではないし、新しい技術であるが故に、私たちのリテラシーも低い。なんの工夫もなく使うだけでは、なんとなく便利なツールではあるが、業務で本格的に使おうとすると物足りないAIという評価が浸透し、本格的な活用に向けての流れを、大いに阻害する結果となる事が多い。
重要なのは、まず生成AIを活用して他社と差別化していくための目指すべき将来像を描き、そこから逆算して建設的なステップを切っていく事です。目指すべき目的地が見えない、または魅力的でない場合、足取りが重くなるのは当然であり、想像力を働かせ、ストレッチした魅力的な将来像を描ききる事が、成功にむけての最初の鍵となります。生成AIの進歩は、これまで通り想像を超えてくるはずで、ストレッチさせる事が重要です。
➁小さく始めて腹落ちする成果を出す
最初に大きな絵を描けば描くほど、最初のつまづきに意気消沈してしまうものであり、スタートは、小さく始めて確実に成果に繋げる事が重要です。ここは、成功事例を持つAIベンダーと協力する事をお勧めします。ただし例えば、生成AIを活用した社内情報検索エンジンは、世の中的にも事例が豊富な領域ですが、それでも、ソリューションを導入するだけで業務効果が腹落ちできる事はまずないという点に注意が必要です。情報検索の精度を上げるためには、検索したい情報の状況に合わせて、プロンプトを設計したり、生成AIの前後で適切なデータ処理をしたり、データサイエンティストによる貴社向けカスタマイズが一般的には必要であるのが1点。また社内情報検索は、現状の生成AIの性能では、本格的に活用しようと思うと、かゆいところに手が届かなくなる最たる領域であり、ここで成果を腹落ちさせるためには、いわゆるAIコンサルタントによる、業務整理や活用スコープの整理が重要になります。なので、AIベンダー選定の際は、生成AIまわりの技術力と同様に、コンサルティングにかかるケイパビリティも考慮する事が重要になります。
③成果を広く社内に浸透させる
最初の成果が小さくても、その業務活用が腹落ちできるのならば、更に大きな成果に向けて次のステップに進むのと並行して、最初の小さな成果と将来構想を、極力広く社内に浸透させる事が重要です。繰り返しになりますが、生成AIはまだ新しい技術であり、社員のリテラシーも高くありません。リテラシーの向上には、適切に使ってもらう事が最も効果的であり、そのために社内に広く浸透させてください。目指すべきところはAIと人の共創であり、生成AIの活用により全社的にリテラシーを上げ、より広く新しい活用についての建設的なアイディアを汲み上げ、それがAI活用を更に高度化し、会社としての競争力を加速させていくサイクルの実現です。生成AIの爆発的な発展により、私たちは大きな岐路に立たされているが、その岐路は、会社の体質を大きく変革するタイミングとも言え、なおさら、活用に踏み出さない理由はないのです。
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